山道が多い地域で特に注意すべき点検項目
― 田舎で安全に車を使うために ―
川根本町のように山道や坂道が多い地域では、平地中心の地域と比べて車にかかる負担が大きくなります。
そのため、同じ車でも「点検で特に注意すべきポイント」が変わってきます。
ここでは、山間部での使用を前提に、特に重要な点検項目を解説します。
■ ① ブレーキ関連(最重要項目)
山道で最も負担がかかるのがブレーキです。
下り坂での連続使用 カーブ手前での減速 雨や霧による路面状況の変化
これらにより、
ブレーキパッド・ブレーキローターの摩耗が早く進みやすい傾向があります。
法定点検では
残量チェック 片減りの有無 ブレーキフルードの状態
を確認し、効きが弱くなる前に対処することが重要です。
■ ② タイヤ(溝・空気圧・劣化)
山道では、タイヤの状態が安全性を大きく左右します。
カーブでの横方向の力 坂道での駆動・制動 落ち葉・砂・雨水の影響
特に注意したいのは
「溝はあるけど、ゴムが劣化しているタイヤ」です。
法定点検では
溝の深さ ひび割れ 製造年 空気圧
をチェックし、滑りやすい状況を未然に防ぎます。
■ ③ 足回り(サスペンション・ブッシュ類)
山道の段差やカーブの連続走行は、足回りに負担をかけます。
乗り心地が悪くなった 段差でゴトゴト音がする ハンドルが安定しない
こうした症状は、
ショックアブソーバーやゴム部品の劣化が原因のことも。
足回りは見た目では分かりにくいため、
定期的な法定点検での確認がとても重要です。
■ ④ エンジン・冷却系
坂道ではエンジンに負荷がかかり、冷却系の状態が重要になります。
冷却水の量・汚れ ラジエーターホースの劣化 オーバーヒートの兆候
山間部ではトラブル時にすぐ停車できないこともあるため、
冷却系の点検は予防の意味でも欠かせません。
■ ⑤ バッテリー(寒暖差に注意)
川根本町は昼夜の寒暖差が大きく、バッテリーには厳しい環境です。
朝エンジンのかかりが悪い
使用年数が3年以上 冬場に弱くなる…など。
法定点検では、電圧や劣化具合を確認し、
突然のバッテリー上がりを防ぎます。
■ まとめ:山道では「異常が出る前の点検」が安全につながる
山道が多い地域では、
「壊れてから直す」では遅いケースもあります。
法定点検は
✔ 事故防止
✔ 大きな修理費用の回避
✔ 安心して運転できる状態の維持
につながる、大切なメンテナンスです。
カーケア中原では、川根本町の道路環境を理解したうえで、点検・アドバイスを行っています。
「最近点検していないな」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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